福岡県 新型コロナウイルス感染症疑い患者受入協力医療機関
福岡県 新型コロナウイルス感染症を疑う患者を診療する医療機関
当院のCT装置が64列にかわりました
今までのCT装置と何が違うのかをご説明いたします。 マリン病院 放射線科
◆撮影中の「息止め」時間が短縮されました。
以前の装置では胸部や腹部の検査をするときに25秒くらい息を止めてもらっていました。新しくなった当院の64列CT装置では、息止め時間が5秒くらいに短縮されました。つまり、撮影にかかる時間が約1/5に減ったわけです ということは、放射線を浴びている時間も短くなったので、放射線被曝線量も減ることになります。
◆心臓(冠動脈)CTが撮影できるようになりました。
冠動脈とは心臓の筋肉に血液を送る動脈のことで、右が1本、左が2本に分かれており、合計3本の主血管があります。それぞれから木の根のように細い血管が出て心臓を覆うように走っています。この主血管に写真(矢印のところ)のように狭窄きょうさく(狭いところ)や、梗塞こうそく(狭いところが閉じて、その先に血液が流れない)を起こすと、心臓の筋肉に栄養が行かなくなり、心筋が壊死し、やがて心臓が動かなくなり死に至るという、直接命に関わる大事な血管です。
今まではカテーテル検査でしか冠動脈の病変を確認できませんでしたが、CT装置の高性能化によりカテーテルを使用せずに冠動脈の検査ができるようになりました。
動悸、息切れや胸痛などの胸部症状がある方は、当院、循環器内科、医師にご相談ください。
下の写真は冠動脈CTの3D画像です。 心臓の概観を含め全体的な血管の走行を回転させて見ることができます。copyright(C) 2022 Marine Hospital All Rights Reserved.